樹木医の仕事（クビアカツヤカミキリ） - Leaf to

2022年6月27日に兵庫県で初めてクビアカツヤカミキリが発見されました。

クビアカツヤカミキリは中国や朝鮮半島等で自生するカミキリムシで、幼虫はサクラやウメ、モモなどのバラ科の木の幹を食べるので、果樹園のウメやモモの木、毎年お花見を楽しんでいる桜の木を枯らしてしまいます。　そのため特定外来生物に指定されています。

2012年で愛知県で初めて国内で確認され、その後大阪府や徳島県など近くの県でも発見されていました。そしてついに兵庫県でも先日発見されてしまいました。しかも我が家から車で10分程の明石市の石ヶ谷公園で…

樹木医会兵庫県支部で石ヶ谷公園周辺の緊急調査をすることになりました。我が家から近いので毎年この公園の梅や桜の花を楽しみにしている私も参加しました。

公園内のサクラ、ウメの木を1本1本見て幼虫がいる痕跡が無いか確認。

この日はそれらしき木は見つかりませんでしたが、後日、飛んでいるクビアカツヤカミキリを捕獲したという報告がありました。

残念ながらすでに公園内で生息しているようです。根絶することは難しいクビアカツヤカミキリですが、

石ヶ谷公園の美しい梅と桜の花を守るために樹木医として、この公園を愛する一市民として、できることをしていきたいと思います。